手遊び部屋

ベグレリ練習帳・おもちゃ感想置き場。夏休みの自由研究的なノリでお読みください。

Aroundsquare Hydra レビュー

前回の記事にレビュー時のポイントをまとめてみたが、「形状による分類」という項目を追加しているので、良ければご覧あそばせ。

今回はスクエア型の代表に挙げた、Aroundsquare Hydra Titanium について書く。

注意: ベグレリはかなり個人の好みに依存するので、形や重さはともかく、扱いやすさなどにはかなり主観が入る点に注意。

スクエア型共通の特徴

  • 真横から見た時のシルエットが四角い(円柱タイプ)
  • トップが平らで、しっかり指で挟める

円柱型は胴回りが丸いので当たっても他の多面体モノよりは痛くない。キューブ型も見かけるけど、角のあるものは痛い。そのせいか、この頃あらゆるものの面取りに愛を感じる。

自分はAroundsquareのHydraが初ベグレリでした。

Hydra (Titanium)

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基本データ

円盤状のオモリ計4つから構成される。そう真ん中の線は溝じゃないんです。
左右に2個ずつ積んだ状態は円柱型で、真横から見るとほぼ正方形。
- 直径16mm、高さ16mm
- チタン製(グレード5)

重さ

7g×4 オモリ1つであたり7g。 左右14gずつ。1セット合計28g。
はじめてスリングするにはこれくらいが丁度良い重さに感じられる。
同メーカー主力商品のTitan Ti(16g×2)よりも軽い。メタルベグレリの中では平均よりも少し重い方かな? 個人的に1番快適にスリングできるのが10〜12g前後だけど、形状にもよるので一概には言えず。

パッケージング

ロゴ入り巾着袋、箱入り。替え紐がランダムで何色か同梱されている。
ロゴステッカーと名刺、ワッペン付き。梱包が丁寧で好印象。
直販だとオーナーのMattさん手書きのメッセージが入ってて心があたたまる。字きれい。
↑注文の際に備考欄に以前購入した商品の感想文を書いたりするとフィードバック頂けたりして嬉しい。
妥協を許さない品質管理&ユーザーとの交流を欠かさないところも含めて、Aroundsquareの強みなのね。

バリエーション

カラーバリエーション
- Natty(カラーなし) - Sunset(虹)
- Shinobi(黒)
- Oil-Slick Black(黒+虹彩
- Business Class(ゴールド)
- Blue (他はPVDであるのに対し、こちらのみアノダイズ)
- その他上記の組み合わせ

ペイント塗装ではないので、色が剥がれ落ちることはないが、落とすとやはり傷や打痕はできる。
無塗装が一番実はダメージが目立たないかもしれない(半年間で何度か道に落としている)。


- Hydra 550 Beta:550規格の太めパラコードに対応したタイプ。スペックはほぼ同じだが、紐を通す穴が少しだけ大きい(※)。
- Hydra AL: アルミ素材。チタン製のはオモリが4つで1セットであるのに対し、アルミは6つで1セット。
- Hydra Mini:Hydraより一回り小さい。ブロンズ、ステンレス。
- Hydra Delrin/SS: デルリンとステンレス製のオモリのコンビ。

※550パラコードをより小さい穴に通す裏ワザは存在する。でも手間かかるよね。 

印象

Titan Tiよりは軽い。遠心力のかかり方がスムーズで好き。
トップが平で角ばっているため、紐を指でしっかり挟める。うっかり手元を滑らせて落とす確率は丸みのある形状と比べて低そう。ただし、指に引っ掛けやすい=リリースしにくいので、素早いグリップ移動の観点では同じ四角系統の中でも、上部にスロープの付いたEmanシリーズに軍配が上がりそう (因みにEmansにはウェイト調節が可能なバージョンもある)。

快適ゾーンには個人差があると思うが、自分の場合直径が15mm以上でタテ長だと細かい指技や連続技がとてもやりづらい。キャッチ時に重心がブレるのが気になるのだが、 こちらのメーカーはHydraに限らず、いずれのシリーズもオモリのタテ・ヨコ比のバランスが良い。 真横から見て、正方形に収まるか、心持ちヨコ長は、重心のバランスがとれていて扱いやすいように思う。

オモリが数個連なっているHydraのデザインは、べグレリの元になったギリシャの「Komboloi」と呼ばれる数珠がモチーフなのだとか。
手の中でもにょもにょさせると楽しい。 フィジェットし甲斐がありすぎてやめられない止まらない。
ところでギリシャ神話とかお好きなんですかね。

適した技

弾みのコントロールがしやすい重さなので、入門者向けのリバウンド技やスプリング・ロールに良い。
大きさも重さもメタル系ベグレリの中では平均的で汎用性は高い。既に書いた通り、しっかり指で挟めるのでWeave、Whirlなど豪快にスイングする技も安心してできた。
逆にリリース時に指が引っかかりやすいので、連続技や丸みのあるベグレリで慣れている人には練習が必要かもしれない。

以上、初レビュー記事でした。

近況など

引き続き中級レベル技(Zoot周辺)をマイペースにうろうろ。  
ベグレリを始めた頃に2ヶ月かかってもできず、諦めたDownward ladder (連続アウトサイドロール)に再チャレンジ中。動画のアップはお休み。。 
新技は難易度が合っていれば4〜5日で完成するようになってきた...けど、この技は自信なし。  
ただ、リリースとキャッチのタイミングがつかめてきたので希望は見えてきた。  

ウォームアップや気分転換に使ってるスキルトイもちょっとずつ頑張っているので、追々感想文書く予定。 
 
実はレビュー第一弾にモンキー・フィスト(パラコードとビー玉等で作るベグレリ)を取り上げようと思っていた。 
しかしスリング中に寝落ちしてなくしたのがまだ見つからない為、延期。  
思えば昔から遊びながら寝落ちは時々やらかしてた。 
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