手遊び部屋

ベグレリ練習帳・おもちゃ感想置き場。夏休みの自由研究的なノリでお読みください。

ベグレリレビュー: ID-ONE SS by イタチデザイン

気づけば年が暮れ、明けていた‥!

実は去年のクリスマスに、国産ベグレリがイタチデザインからリリースされていたので、今年の第一弾はそのレビューです。

ID-ONE SS

基本情報

両サイドにおもりが一つずつ、計2つの構成。
- 直径13mm(胴の一番太い箇所)、高さ13mm 幅14mm、高さが18mm (頭部分を除くと14mm)
- ステンレス製

重さ

12g×2 オモリ1個で12g。

パッケージング

ロゴ付きのおしゃれな箱。ナイロンコード3本 初期状態の紐を含め計4本、ステッカーつき。
パッケージのデザインも、製品開発の重要なポイントであることを実感させられる。

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ベグレリの印象

とにかく優美。 現在流通しているベグレリの中ではかなり小ぶりでスリム。 サイズ・重さ・外観のバランスを実現するのに心血を注いだそうな。 ノギスで測ったら縦横共に13mmだったけど、ボトムに向かって幅が狭くなっていくせいか、縦長な印象。
指で挟んだ時に触れる箇所が少しだけカーブしており、エッジもシャープな感じなんだが、これでしっかりグリップできるようになっている。

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重さも12gという、前回の記事で触れたストライクゾーンど真ん中。
ID-ONE SSの「SS」はステンレス・スチールのSSなり。
1ヶ月ほどスリングしてるけれど、おもり同士がぶつかってできた小キズ以外は、欠けなどもなく丈夫(上図参照)。もう少し使い込めば、グリップの縁が少しずつマイルドになっていきそうな気配はする。

同じ位の大きさのチタン製のベグレリ(下図:Mini Standardと並べて撮影。次回あたりに書くけど、あちらは7gだったか)と比べると、しっかりとした重みがあって、弾みがつけやすい。
デザイナー・Kato氏自身の、スリング時に手を大きく動かしてしまい、カメラにおさめるのが大変だった経験が反映されているとのこと。
そうなんですよ…手を大きく振らなくてもぐんぐん回ってくれるのが嬉しいのです。→疲れにくい。
まさにスリンガーによるベグレリ。

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適した技

これはリリース以来、他のスリンガーさん方も口にされているが、 細かい指技に最適。 通常ロール時の感触も好きだが、ID-ONE SSが本領を発揮するのは、HalfcabやZootなど指の間を移動するような、テクニカルな技かもしれない。やはりグリップが要か。
おもりのヘッド部分が丸いものは注意しないとすっ飛んでくし、角ばったものは慣れないとグリップ移動が難しい。ID-ONEの頭の形はその辺のもどかしさを解消してくれる。

ある程度ベグレリに親しんで、もう少し技の引き出しを増やしていきたい人や、小型サイズでしっかりした重さのものを探している人はチェックしてみると良いかも。

あとがき
実は紹介文の英訳でお手伝いさせていただいてました。
デザイン、パッケージング、リリース…すべてイタチデザインKatoさん自ら手がけていると伺い、ものづくりに携わる方の熱意に触れることができました。

事前にお写真と紹介文の原文を通じて特徴は把握していたものの、百聞は一見にしかず。

スリングをインスタにアップしているので、試しに埋め込んでみる。

(もしかしたら埋め込むと静止画になってしまう仕様…?)

おもちゃ、雑貨…工芸品全般に言えることだけど、自分の手で触れたときの情報量は、視覚から得られるものに勝る。
うまく文章にまとめきれたかわからないけど、 以上、ID-ONE SSのレビューでしたー!